海外転職に必要な書類で困ったことありませんか?英文の書類の提出を求められたり、初めて聞く書類の提出を求められたり、日本の転職とは違う書類を集めなければなりません。
そこで今回は僕が海外転職をした経験をもとに、転職開始から実際に現地に行って仕事をするまでに必要な書類をまとめました。
今回の記事を読めば、準備する書類の整理ができるようになるので、気になる人は参考にしてみて下さい。
目次
まずパスポートは必須

まず当たり前ですがパスポートは必須です。パスポートがなければ、海外で働くことはできません。
・一般旅券発給申請書
・戸籍謄本(または戸籍抄本)
・住民票の写し
・証明写真
・本人確認書類
上記必要書類をそろえて、各都道府県のパスポート申請窓口でパスポートを発行します。
パスポートを作る時のポイント
パスポートを申請する時のポイントとして二つあります。
- 有効期限は10年間で申請する
- パスポートサインは自分で決めることができる
この二つです。
有効期限は10年間でパスポートを申請しよう
有効期限は必ず10年間で申請をしましょう。パスポートは有効期限を10年と5年で選ぶことができます。
10年では手数料が16,000円。5年では11,000円です。海外転職の場合は現地でパスポートの有効期限が近づいてきたら、必ず現地の大使館で更新の手続きが必要です。
単純に手数料が5,000円しか変わらないのに、更新の必要が二倍必要になってしまいますからね。
しかもVISAの更新や、銀行などパスポートと紐づいている物は全て手続きが必要になります。
【海外転職の心得】
パスポートは選考直前に10年のモノを取得するのがベター!
パスポートの残期限が短いと働きながら更新しないといけない。その際にはVISAも貼り直さないといけないし、銀行などにも通知しないといけない。日本のパスポートは番号がかわるからね。
— Yohei (@yoheivietnam) February 23, 2020
手数料が5,000円高くても10年間のパスポートを申請するようにしましょう。
パスポートのサインは自分で決めることができる
パスポートのサインは自分で決めることができます。「漢字でフルネーム」のサインが当たり前だと思っていました。
しかし、特にパスポートのサインに決まりはないみたいです。僕の友人も実際に筆記体の英語でサインを作っていました。
漢字フルネームだと現地で書類にサインをする、職種や役職の人の場合は苦労することも多いようです。
300枚の書類にサインとか手首がやられてしまいしょうですね。(笑)
タイ就職前の自分に忠告したい事
➡️パスポートサインに漢字はやめとけ
仕事で300枚位のサイン書類が積まれると、もう絶望的な気分になる。自分の名前、40画近くあるのよ…。
銀行口座とかにもサインが紐付いてるから、途中で変えると逆に面倒な事になるし、簡単なのにしなかった事を後悔してる😭
— AZ🇹🇭 (@smilekit) June 10, 2020
特に駐在員の人はサインする機会が比較的多いポジションで仕事をすると思うので、簡単に書けるサインの方が良いかもしれません。
求人応募に必要な書類
次は求人に必要な書類です。
- 履歴書
- 英文履歴書
- 職務経歴書
この3つです。順番に解説していきます。
履歴書

日本語履歴書も海外転職では必要です。データで求められる場合が多いのでワードデータでテンプレートに必要項目を記入しましょう。
「学歴・職歴」の欄は大卒の人の場合は大学から、高卒の人の場合は高校書いていけば大丈夫です。
「志望動機」の欄はできれば、希望職種ごとに内容を少し変えましょう。希望職種にそって内容を変えるだけでも、書類選考の合格率を上げることができます。
英文履歴書

英文履歴書は英語で自分の経歴をまとめた書類です。日系企業の応募の場合は、書類選考の段階で、必要な企業と必要ではない企業があります。
しかし、英文履歴書は就労ビザの取得の時に必ず必要になる書類です。日本語履歴書作成のタイミングで一緒に、作ってしまった方がスムーズに転職活動が進みます。
英文履歴書は日本語履歴書のように文章で志望動機を書くのではなく、箇条書きで必要な項目を書いていくのがポイントです。
特に決まったフォーマットはなくて、フリーフォーマットで問題記入をします。
あなたはどんな職種を希望していて、どんなことをしてきて、どんなことで会社に貢献ができるのか。短く分かりやすく書くのがコツです。

職務経歴書

応募に必要な最後の書類として、職務経歴書が必要です。職務経歴書も英文履歴書と一緒でフリーフォーマットに記入をします。
職務経歴書には
- 会社名
- 在籍期間
- ポジション(役職)
- 在籍中の功績
を書きやすいフォーマットでまとめましょう。日本語の履歴書と違って、分かりやすく功績をまとめていくのがポイントです。
就労ビザ申請に必要な書類

企業への応募が終わって、無事に内定をもらえたら就労ビザの申請手続きに必要な書類を集めます。
できれば、面接などの活動中に就職ビザの書類を集めておけば、ビザ申請の手続きがスムーズに進むので頭にいれておきましょう。
- パスポートの全ページのPDF
- 英文在籍証明書
- 英文履歴書
- 証明書写真
- 保険証のカラーコピー
パスポートの全ページのPDF

パスポートの全ページのPDFデータは自分の顔写真が載っているページから、VISAのスタンプが押すことができるページ全部です。
まだスタンプが押されていないページも含めてPDFでスキャンするようにして下さい。かなりページ数になると思います。
おすすめはAdobe Scanというアプリです。携帯で撮った写真をPDFに変換できます。しかし、無料で使えます。
撮ったあとトリミングとかも使えるので、綺麗にまとめることもできるので、是非使ってデータをまとめてみて下さい。
英文在籍証明書

英文在籍証明書は以前勤めていた会社に発行してもらう書類です。前に勤めていた会社に連絡をとらなければなりません。
人事部とかの連絡先が分かれば話が前にすぐ進みます。僕はたまたま人事部の人と前にメールでやり取りをしていたので、メールで英文在籍証明書の発行を依頼しました。
特に決まったフォーマットは無く、必要項目を転職エージェントや内定先の企業と確認をして必要項目をおさえて発行を依頼しましょう。
僕の場合は下記のフォーマットを使いました。企業で準備する場合もあれば、こちらでフォーマットの準備をお願いされる場合もあるので、必要になった人は活用してみて下さい。
英文履歴書
英文在履歴書は応募の時に作成した履歴書を使えば大丈夫です。ただその履歴書の一番下に直筆で書いたサインを追加して作成します。
一度、英文履歴書を印刷し、サイン書いて、再度PDFでスキャンをしましょう。
証明写真
証明書も就労ビザの申請時に必要になります。条件としては3×4cmの3ヶ月以内に撮影した物が多いです。
インドネシアの場合は写真背景が赤色という条件がありました。服装も襟付きのシャツ着用が必要です。スーツでなければいけないということはありませんが、Tシャツのようなラフな格好はNGです。
細かい条件は国によって変わってくるので、転職エージェントに相談をして準備をするようにして下さい。
保険証のカラーコピー
保険証のカラーコピーもPDFのデータで必要になります。これは特に難しいことはありませんが、ある程度早めにPDFでスキャンをしてデータで保管をしておくと良いです。
企業から準備してもらう書類

就労ビザの申請の時に内定先企業から準備してもらう書類もあるので、合わせて確認をしておきましょう
英文推薦状
英文で書かれた推薦状です。内定先企業に作成をしてもらい、大使館に提出する書類です。推薦状なので、その国で働くことを推薦してくれる書類です。
簡単に言うと、うちの企業で働くことが決まっている人材ですよっていう書類になります。
国も就労ビザを全員に出しているわけではなく、審査があります。基準は様々ですが、企業からの推薦状がなければ、就労ビザの取得は難しくなるかもしれません。
基本企業から発行してくれる書類なので、特に自分から依頼をしなくても発行してくれると思いますが、確認をしておきましょう。
招聘状
招聘状(しょうへいじょう)とは、英語でインベーションレターと言って、招待状といった意味です。
内定先企業がうちで働くことを招きますという書類です。英文推薦状と一緒に大使館にビザの取得の時に必要な書類です。
特に決まったフォーマットはありませんが、会社情報、氏名、目的、日時等が必要な項目になります。
内定先企業と確認しながら準備をしてみましょう。
航空券コピー
航空券コピーも大使館で提出を求められる書類です。ビザの取得の時に必要になる書類ですね。
企業の条件によりますが、航空券は自分で準備をする必要があります。内定先の会社が渡航費用を負担してくれる場合は、会社が準備をしてくれるので、会社から書類の準備をしてもらうようにして下さい。
海外転職に必要な書類は国よって変わる
海外転職に必要な書類は国によって変わってきます。国によって就労ビザ取得のルールが違うからです。
就労ビザの取得のルールが変われば、必要な書類も国によって変わります。また同じ国であっても、一年後は必要書類の条件が変わっているということもるかもしれません。
必ず必要書類は転職エージェントと確認をして間違いの内容に準備をするようにしましょう。
まとめ
今回は海外転職で必要になる書類を紹介しました。海外転職ではタイミングで必要な書類が変わってきます。事前に確認をしてスムーズに転職活動が進むように確認をしておきましょう。
・日本語履歴書
・英文履歴書
・職務経歴書
・パスポート全ページ
・英文在籍証明書
・英文履歴書(サイン追加)
・証明書写真
・保険証のカラーコピー

最後に30代で海外転職をする時におすすめの転職エージェントを紹介します!
JAC Recruitment

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